CEATECを取材してきました(10月)

かなり遅くなったご報告ですが……。

10月15日〜18日に幕張メッセにて開催された「CEATEC 2024」というイベントに、2日間取材に行ってきました。

ちなみにCEATECというイベント、今年で25周年を迎える、日本国内外のあらゆるテクノロジーが展示されるもの。ビジネス向けでもあるし、一般向けでもあるし、というバラエティ豊かなイベントです。

数あるブースの中で、私が取材したものは以下のサイト(インプレスさんのINTERNET Watch)に載っております。今回は、取材中から記事掲載後の感想をさっくりご紹介します。

取材と感想

まるでペットのような実在感?ゆるくてかわいいAIと仲良くなれる体験コンテンツ

    日本大学の研究室とartience株式会社さんの共同展示です。日本大学の研究室は「本気でドラえもんをつくる」を目標に、日夜ドラえもんのようなAIエージェントを研究しているそう。

    私自身、学生時代は数学のテキストを読み込んで証明を黒板に書いて説明して、教授に怒られ続けるということくらいしかやってこなかったので、こういった研究室に配属されたらきっとワクワクしながら勉強にも研究にも打ち込めたのかな〜なんて羨ましく感じました。

    いつか、本当にドラえもんがつくられることを、本気で楽しみにしています。

    タカラトミーコラボの「半導体人生ゲーム」、半導体企業に就職した未来を疑似体験できる!

    こちらは、CEATECの主催・電子情報技術産業協会(JEITA)さんによる「半導体人生ゲーム」。タイトル通り、半導体業界として人生を歩んだのなら?をコンセプトにゲームを楽しめるものです。

    かな〜り順風満帆な半導体・エンジニアとしての人生を歩むことはできるものではありますが…(笑)。ところが、最後には人生ゲームお決まりの「宇宙旅行でウン万ドル使う」たるマスがあり、こりゃタカラトミーさんも譲れないところだったのかな、という人生ゲーム生みの親としての執念も感じました。

    来年は、トミカあたりとコラボして、「お土産に半導体トミカ」なんてことをしてくれないかな〜なんて大人気ないことも言ってみます(笑)。

    入れるのは1人だけ!1日52人の「贅沢なVR体験」をIPAが実施中、Apple Vison Proを利用

    情報処理推進機構(IPA)さんによる、空間コンピューティングを体験できるブース。今年は思い切ったようです。巨大な謎ブースなのに、そのブースにただ1人入って体験できる、というとんでも贅沢。

    Apple Vision Proを体験したこと自体なかったので、その感動もありつつ。一言でいうと、「すごい」。終わったあと、小旅行をしたあとの現実に戻された感覚に近いものを味わいました。

    今振り返ると、将来的には新しい旅体験のひとつにもなるかもしれないな、と思いました。現地に行かずとも「まるで現地にいる」かのような感覚を体験できるので、とくに海外旅行に行きにくい環境にある人にとって、今後もっと技術が進めば、「海外旅行を疑似体験できる」という、画期的なものになるのかもしれません。これぞユニバーサルデザイン。

    「AIが日本にもたらす可能性やその未来」、さくらインターネットとPreferred Networksはどう見るか?

      こちらはAIにまつわるあれこれに関する、オープニングセッションの様子をお届けしたものです。

      とくに30〜40代のビジネスパーソン向けにセッションをしたということでしたが、個人的には「AIについてよく分からないけれど、なんとなく大雑把なことを把握しておきたい」という方に届く内容ではないかと思いました。

      特に、AIの法規制や、AIが出力するときにかかるときの物理的コストなど、「そういえばあまり考えたことがなかった」ことに対する現状について知る機会となるだろうな、と。

      以上、4本でした。詳しくはリンクを押していただけると記事を見ることができます。

      混沌からでないと生まれない。

      個人的なことにはなるのですが、今回はこうした大規模なイベント取材は初めてで、「どうしよう、どこを取材すれば…」と悩んだのは事実です。

      ということで、編集長の方にも「やばいです…」と弱音を漏らしたところ、「たしかにね〜」と共感してくれたものの。

      「でも、イノベーションって、混沌からしか生まれなくない?整頓された中だったらなにもできないじゃん。ということらしい」

      というお言葉をいただきました。

      この言葉には、当時はなんとなく理解したようなしないような…。

      ただ、今は「セレンディピティ」にかけたイベントなのかもしれないな、と思っています。振り返ると、過去のあらゆる発明やクリエイトは、偶然の発見がもたらしてきたり。

      もちろんその裏には、知らず知らずのうちに積み重ねてきた技術はあるので、各々で積み重ねたものが、まったく別の分野に役に立つことがあったり、こうしてイノベーションというのはできていくのだろ、ということをなんとな〜く理解したような気もしています。本当に実感するのは、もう少し先になるかもしれないですが……。

      ということで、以上、ご報告でした。

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